LM3886DCアンプキット 注意事項
このキットは全くの初心者には、向いていません。
ある程度、半田付けや 回路に慣れている人向けのキットになっています。
真空管アンプ程ではないものの、扱う電圧も高く 部品点数も多いですし、丁寧なマニュアルも付いていません。
(その分安くしていますよ www)
初心者の方は、「TDA1552Qキット」のような 部品点数も少なく電圧も12Vくらいの物から始められる ことをおすすめします。
■注意事項
DCアンプなので、当然直流も増幅します。
その為作り方を間違えると、スピーカーに直流が加わり、大事なスピーカーを壊してしまう事もあります。
部品の実装が終われば、入力をショートするか、未接続のままで、
スピーカーを繋がずに出力の「SP1」−「SP2」間の電圧が、テスター等で100mV以下に なるように、半固定抵抗を調整して下さい。
調整できなければ絶対にスピーカーを接続しないで下さい。
また、プリアンプ(特に真空管式)の電源をオン or オフにした瞬間時に、一瞬プリアンプ出力に高い電圧が発生する場合があります。
この場合も LM3886DCアンプはその電圧を増幅しますので、スピーカーに高い電圧が加わります。
壊れることは無いと思いますが「ボコッ!」と言う イヤな音がします。
この場合は、
電源投入順序を「プリアンプ」→「ウエイト1秒」→「アンプ」にして 電源OFFの時には、順序を逆にして下さいね。
LM3886の ミュート回路は完璧に動作しますが、バッファ基板の入力インピーダンスが高いため、
電源OFF時のノイズが、直接バッファ入力に飛び込む場合があります。
この場合は、R2・R6の抵抗を小さくするか、ボリウムを絞ってから電源オフする、
又は、電源スイッチの接点間にサージアブソーバーや、CRスナバ回路を挿入する ことで防げます。
何かございましたら、販売している「イトウ電子部品・通販」の「お問合せ」でお願いします。