LM3886 DCアンプキット 作ったよ

LM3886 で使える 電源トランス

LM3886の最大電源電圧は、±42Vです。これを超えると壊れます。
アンプだけが壊れるのであれば、まぁ我慢できますが 高価なスピーカーも一緒に死んじゃう事もあり得ます。
その為、この電圧は絶対に守ってくだいね。

 

ではトランスの出力電圧はAC42V以下であれば良いのかと言うと、そうではありません。
AC42Vは整流すると42 × √2 ≒ 59Vになります。
また実際には42Vと言うのは、定格VAを出力した時の値ですので、低負荷ではもっと高い電圧が出力されます。

 

また。AC100V電源は使う場所・時間によって電圧が違います。普通±10%の変動を見込んで設計しますので、
AC42Vは、最大AC46Vになると考えなければいけません。

 

そのため、LM3886を使うにあたってはAC26V出力が最大だと思います。
もちろん、電圧レギュレーター回路を入れて電圧を落としていいる場合には、何Vでも構いませんが。。

 

僕は、RSトランスの81585RSというトロイダルトランスを使っています。
入力はAC115Vで、出力はAC25Vの巻線が2つあります。115V入力なので100Vで使う時には、出力は≒22Vになります。
これを整流すると31Vになりますが、実測では無音時 32.5Vでした。

 

また、サブアンプ用に大阪・日本橋「デジット」で買ったKW-1215というトランスを使ってます。
これは 16.5V-0-16.5V 2A出力です。
これでも、家で聞くのには十分な出力が 得られますし、お客様の中には 12V-0-12V のトランスをお使いの方もおられます。

 

僕も、デジットで売っていた 0V-12V-24V 3Aのトランスで試しました。
整流・平滑後の直流電圧は、約±16Vあり、8Ω負荷での 出力は ノン・クリップで約26Vp-p得られましたよ。