PGA2311PA 電子ボリュームキットで使う半導体

PGA2311PA 電子ボリュームキット 部品と挿入図

■電子ボリュームキットの部品です。(画像を クリックすると大きな画像を見れます。)

部品点数は 44点あります。結構 多いですね。
では、半導体について説明します。

 

 

 

 

■半導体 (画像を クリックすると大きな画像を見れます。)

一番手前にあるのが「PGA2311PA」です。
PGA2311Aは、テキサス・インスツルメンツ社の 電子ボリュームICで、
DIPパッケージでもあることから自作マニアに広く用いられたICで、
僕自身も発売当初Digi-Keyで購入し、今もパソコン用アンプに使っています。

 

ボリュームを変えると、音が変わるのは良く言われますが、
PGA2311は、オーディオ用ボリュームに比べ 物理特性に優れ、
出てくる音は、リファレンス的な ボリュームを感じさせない素直な音がします。

 

品番の「PGA2311PA」の「P」はDIPタイプの事で、「A」はPGA2311の中でも低ひずみランクの物です。

 

データーシートはこちらをご覧ください。

 

■真ん中にあるのが、PGA2311PAを コントロールしているマイコン「PIC16F676」です。
PICで無くても良かったのですが、以前作成した時のマイコンがPIC16F84Aだったので、
ソフトウエアを引き継ぐ事ができる と言うのが大きな理由です。

 

始めは、8ピンのマイコンで設計し始めたのですが、設計している内に ピン数を増やしたくなり14ピンになりました。

 

■写真上に写っているが、オペアンプ「OPA2134」です。
PGA2311PAは、低出力インピーダンスでドライブすると音が良くなるので、そのためのバッファです。
FET入力で、低バイアス電流・低歪で 好きなオペアンプです。

 

キットでは、ソケットになっていますので、お好きなオペアンプに差し替えて、音の表情の変化を
楽しめるようにしています。

 

現在はボルテージフォロワして使っていますが、基板にはゲインを持たせたり 自由な変更をすることも出来るようにしています。

 

データーシートはこちらをご覧ください。

 

■その他の半導体
三端子レギュレーター L7805CV / L7905CV
±5Vを作っています。
STマイクロ社のICで、最大入力はプラス・マイナス共 35Vまでです。
35Vを超えても壊れませんが 内部の安全回路により、いきなり出力をシャットダウンします。

 

デジタル・トランジスター(デジトラ)「RN1202」
デジトラは内部に抵抗が入ったトランジスターで、抵抗が入っている事でマイコンやロジックIC等から
直接ドライブすることができて、便利なトランジスターです。

 

RN1202は、ベースに直列に10kΩ、ベース エミッタ間に10kΩの抵抗が入っています。
データーシートはこちらをご覧ください。

 

ツェナーダイオード 1N4737A 7.5Vのツェナーダイオードです。
電源オフ検出に使っています。このツェナーとデジトラで約9Vの電圧を検出してマイコンに知らせます。
データーシートはこちらをご覧ください。

 

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