PGA2320 電子ボリューム基板の回路について
電子ボリューム基板は、CPU基板と PGA2320基板の 2種類の基板で構成されます。
■CPU基板の回路
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CPU基板の入力電源は安定化された ±15Vが必要で、それ以外の電圧では動作保証出来ません。
電源電流は、PGA2320基板も含めても±50mA以上あれば動作しますが、余裕を見て100mA位のものを使ってくださいね。
この電源基板も使えます。
回路図には、5Vのレギュレーターがありますが、これはマイコンと PGA2320デジタル用電源です。+15Vから5Vを作っているので、外部に別電源は必要ありません。
回路図下の、ツェナーダイオードとトランジスタで作られた回路は、+15V電源の監視モニター用で約13V以上あると、マイコンは電源オン状態だと認識し、それ以下だと電源オフされたと判断するので、ミュート処理をします。
ミュートは電源投入後約1秒後に、PGA2320基板に搭載しているミュート用リレーをオンし、電源低下時(オフ時)には素早くリレーをオフします。
また、回路図右下にある、FETもミュートに連動して動き、電源オン時はFETもオンし、電源オフ時はFETもオフします。これを利用して「EXT」端子にリレーを付ける事ができ、外部のスピーカーとパワーアンプのミュート用リレーを接続したり、インラッシュ電流防止回路動作させるなどの使い方ができます。
回路図の左下にある「HEAD 6」とあるヘッダーは、音量コントロールを10kΩBのボリュームで行うのか、ロータリーエンコーダーでするのかを決めます。
これは別ページの「■音量調整範囲」で書いています。
回路図の右上の「HEADER1」は、PGA2320基板の電源・GNDとコントロール信号です。アナログ・グランドとデジタル・グランドは、ココで完全に別になりますので、PGA2320基板でのデジタル・ノイズがアナログ部に混入することはありません。
■PGA2320基板の回路
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中央にあるのが PGA2320で、その左にあるのが オーディオ用オペアンプを使ったバッファアンプです。
PGA2320の入力抵抗は12kΩしかありませんので、前段のバッファアンプで入力抵抗を高くしています。
PGA2320の出力に付いてるのが、ミュート用のリレーです。PGA2320は電源のオン・オフ時に大きなノイズを出しますが、このリレーで ノイズを後段に伝えないようにしています。
■電子ボリューム制御のプログラムソースです。