TPA6120ヘッドホンアンプ・キットの回路
TPA6120A2は、平衝入力(バランス受け)が基本なので、バランス出力の回路では そのまま信号を受けられますが、
入力部の抵抗を値と、配線を変えることで、アンバランス受けにすることができます。
このページでは、「バランス受け」と「アンバランス受け」の2通りの回路を紹介致します。
【バランス受けの回路図です。】(画像をクリックすると大きな写真になります)
回路は、ゲイン1 の差動増幅回路 そのものになっています。
バランス受けは、ノイズ的には有利ですが、 あまり一般的ではありません。
そのため、不平衡 → 平衡変換用ICである「DRV134」などを使って、アンバランス入力にするか、以下の様にアンバランス用の回路にます。
【バランス受けの回路図です。】(画像をクリックすると大きな写真になります)
基本的には、バランス回路と同様ですが、「LIN−」と「RIN−」をグランドに落とすことで、入力は、「LIN+」と「RIN+」のみになりますので、アンバランス入力となります。
+入力のR3(R7)を47Ω、R4(R8)を100kにします。
キットには バランス、アンバランスどちらも出来るように、1kΩも100kΩ、47Ωも全て入っていますので、このために部品を買い足す必要はありません。
■電源について
電源はプラスマイナス電源が必要で、±5V から ±15Vの間で動作します。
片電源の場合は「レールスプリッタ」と呼ばれる回路を使って、正負電源を作るようにしてください。
電源電圧は高めの方が 音が良いように感じます。
(電源電圧を大きくしたほうが、低音の重心が低くなります。)