LM4780アンプキットの回路説明

LM4780アンプキットの回路説明

【LM4780アンプキットの回路】(画像をクリックすると大きな写真になります)


回路は、基本回路からAC結合用コンデンサーの無くし、オフセット調整用ボリュームを付けたもので、それ以外は変わりません。
※ZobelフィルターやLRアイソレーターは付けていませんので、必要だと思われる方は、別途ご用意をお願いします。

 

 

 

■ステレオアンプとしての使い方
LM4780には、独立した2個のパワーアンプは入っていますので 簡単にステレオパワーアンプを作ることが出来ます。
【ステレオアンプの回路】(画像をクリックすると大きな写真になります)


-IN入力をグランドに落とすことにより、非反転増幅回路になるようにします。
これで、20倍パワーアンプになります。

 

 

 

■モノラルBTLアンプとしての使い方
LM4780の本領発揮とも言える使い方です。
【BTLアンプの回路】(画像をクリックすると大きな写真になります)


BTLにするには、バランス・ラインドライバーIC「DRV134」と共に使うのが一般的です。
DRV134は、不平衡 → 平衝 変換ICで、
信号の位相を 180度ずらすことが出来ますので、BTLには最適です。

 

 

■AC結合 ステレオアンプとしての使い方
LM4780の普通の使い方です。
【AC結合 ステレオアンプの回路】(画像をクリックすると大きな写真になります)


直流ゲインは 1ですのでオフセット調整回路は必要無いので、回路図から省いています。

 

コンデンサーが追加になりますが、入力信号にオフセット電圧があってもスピーカーに悪影響が無く、一番安心な使い方かもしれません。
良いコンデンサーはあれば、音質的にも問題無いでしょうね。

 

この応用で、AC結合のBTLモノアンプも作れますが、ここでは省略させて頂きます。