TPA3122D2 D級アンプ基板の説明

TPA3122D2 と言うICについて

テキサス・インスツルメンツ社が 開発したD級アンプICで、
ユニバーサル基板でも使える DIPパッケージになっていて、アマチェアでも手軽に扱えるようになっています。

 

しかし、実際に作ってみると、動作しないとか、途中で音が途切れるなどの問題もあり、使うにあたって若干のノウハウがありますが、安定動作させると 意外と高音質でビックリします。(BTL動作時)
D級アンプなので発熱も ほとんど無く 一般家庭で使う限り
放熱板は必要ありません。

 

もともと、ステレオアンプとして開発されたICですが、
ステレオで使うと、出力に直流カット用の大容量電解コンデンサーが 必要になり 音質的に不利になります。
また、電源オン・オフ時に「ボコッ」と言う音が出てしまい、ミュート回路が別途必要で、そういう意味でも BTL接続での使用をオススメします。

 

このICはBTL接続のモノアンプとして使ってこそ、オーディオ用パワーアンプとして生きる事が出来ます。ミュート回路も必要ありません。かなりの高音質です。
※位相反転回路を持たないので、正確な意味でのBTLではありません。

 

■電源電圧はDC10 〜 20Vで使用してください。
TPA3122D2単体の、電圧定格は10 〜 30Vですが、使っている電解コンデンサー(MUSE KZ)が25Vですので、もし20V以上でご使用される場合は、このコンデンサーを変更してください。

 

 

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