PGA2311A 電子ボリュームキット作りました
■PGA2311A 電子ボリュームキット(画像を クリックすると大きな画像を見れます。)
テキサス・インスツルメンツの PGA2311Aを使った電子ボリュームは、4年前にTA2020-20アンプに組み込んで使っていました。
PGA2311Aの特徴は、とにかく低歪で、左右のバランス差が無く、物理特性では普通のボリュームに比べ優れています。
もちろん音質も良く、特に mp3プレーヤーからパワーアンプにつなげて音楽を聞くと、不思議な事に PGA2311Aを間に入れたほうが音質が良いと 言う経験をしました。
但し、
・PGA2311Aは、前段にバッファアンプを入れて低インピーダンスにしてPGA2311Aに入れなければ、十分な性能が出ない。
・+0.5dB以上で使うと音質が悪くなる。
・±5V電源の質で音質が変わる
という 使う上での注意点も分かっています。
PGA2311A 電子ボリュームキットは、いろんな所から出ていますが、
電源回路がない。バッファアンプが無いなど、不満点がありましたので、自分で設計することにしました。
設計にあたっては、
・バッファアンプを前段に入れ、PGA2311Aの性能を出す。
・電源の影響も大きいので、電源回路をしっかり作る。
・人とのインターフェイスは、ロータリーエンコーダーと 10kΩB特性のボリュームのみとする。
・せっかくマイコンを載せるのだから ミュート信号も出す。
・電源電圧は±12V以上とする。(±5V入力でも動作するようにも出来ます。)
と考え設計しました。